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保険の話
一開業医は訴える
著者: 出月三郎
所属機関:
ページ範囲:P.1552 - P.1554
文献購入ページに移動 社会保険医療についての凡百の論文や意見の中で,私が最も深い感銘を受けたのは,昭和36年の医療懇談会におけるいわゆる"吉田メモ"であつた.これは数頁のパンフレットに過ぎないが,医人ばかりでなく一般国民にも非常にアピールした."吉田メモ"の中にいわく"治療方針は,直接患者の診察および治療に当る医師が,その個人的責任においてこれを決定するのが医療の原則である".
"医学は研究室の研究にのみあるのではない.医師の診療行為をも含む,この全体が医学である.ここが生物学を違う点である".
"医学は研究室の研究にのみあるのではない.医師の診療行為をも含む,この全体が医学である.ここが生物学を違う点である".
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