文献詳細
症例
文献概要
緒言
本症は1871年Vanlair & Masius1)により初めて記載され,その後Minkowski (1900)2),Chaffard (1907)3)等の検索があり報告例も増加したが,わが国では昭和25年河北4)の24家系79例,昭和15年から31年までの東大内科における19例,昭和34年末までの小児科領域の報告68例5)が主要な集計報告で比較的稀なものと考えられ,さらに剔脾を行つてその効果を術前術後に沿り精しく検討したものは非常に少ないのでここに報告し若干の考察をえてみた.
本症は1871年Vanlair & Masius1)により初めて記載され,その後Minkowski (1900)2),Chaffard (1907)3)等の検索があり報告例も増加したが,わが国では昭和25年河北4)の24家系79例,昭和15年から31年までの東大内科における19例,昭和34年末までの小児科領域の報告68例5)が主要な集計報告で比較的稀なものと考えられ,さらに剔脾を行つてその効果を術前術後に沿り精しく検討したものは非常に少ないのでここに報告し若干の考察をえてみた.
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