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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻5号

1963年05月発行

文献概要

論説

肛門括約筋不全症の手術

著者: 堺哲郎1 大森幸夫1

所属機関: 1新潟大学医学部外科教室

ページ範囲:P.591 - P.607

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Ⅰ.まえがき
 肛門部手術中で,その術式の選択と効果とが種種論議の対象となつているものに肛門機能不全症(foecal incontinence)に対する手術法がある.
 肛門機能不全症とは肛門からの意識的排泄および括約機能の失調した状態をいうものであつて,これには先天的,後天的など各種原因によつて発生するものが挙げられる.なかんずく直腸肛門部に加えられた手術侵襲に続発するものが,日常の外科臨床において最もしばしばみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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