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論説
輸血の副作用とその対策
著者: 関川大司1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室
ページ範囲:P.751 - P.760
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わが国において保存血の制度が確立し,全国到る所で,希望する血液が自由に入手でき,貧血患者または救急患者に使用できるようになつてから既に10年を経ている.
基礎および臨床各科に亘つて研究されて来た輸血学も輸血学会の発展とともに一応緒についた感を受けるのである.輸血副作用に関してもあらゆる方面から検討され,また新知見の報告もあつて,その防止および治療も一段と飛躍したと考える.
わが国において保存血の制度が確立し,全国到る所で,希望する血液が自由に入手でき,貧血患者または救急患者に使用できるようになつてから既に10年を経ている.
基礎および臨床各科に亘つて研究されて来た輸血学も輸血学会の発展とともに一応緒についた感を受けるのである.輸血副作用に関してもあらゆる方面から検討され,また新知見の報告もあつて,その防止および治療も一段と飛躍したと考える.
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