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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻6号

1963年06月発行

文献概要

症例

先天性肥厚性幽門狭窄症の3手術例

著者: 新橋義一1 海老原貴一1 新原博之1 一色昇1

所属機関: 1浜松赤十字病院外科

ページ範囲:P.788 - P.790

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 先天性肥厚性幽門狭窄症は1717年Blairにより初めて報告された疾患であるが,Wallgrenによれば出生1,000に対して2〜4の割合で発生するといわれ,軽症例は日常かなりしばしば小児科医の遭遇する所である.1912年Ramstedtの粘膜外幽門筋切断術の発表以来,欧米においてはかなり一般的に手術が行なわれ,多数の報告があるが,本邦では比較的手術報告が少なく,未だ100例に満たないようである.私共は最近本症の3例に手術を行なつたので,その拙い経験を報告したいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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