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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻7号

1963年07月発行

文献概要

論説

外傷による下肢関節損傷とその治療

著者: 河野左宙1 宮尾益克 堀田利雄 長谷川愫

所属機関: 1新潟大学医学部整形外科教室

ページ範囲:P.873 - P.888

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いとぐち
 関節損傷は,その機能的予後の点から考えてみても,その治療のあり方に幾多の重要な問題点を含んでいるが,最近産業交通災害の増加に伴つて整形外科領域ではその治療に関心がたかまつている.特に人間の生活における起立,荷重歩行の占める役割から考えて,下肢関節損傷の結果としてもたらされる各種の後遺症は,肉体的に大きな障害を残すばかりでなく,精神的な面でも患者に少なからざる苦痛を与える結果となつている.私たちは外傷による関節損傷のうち,特に下肢関節損傷について,主としてその治療面における2,3の問題点にふれてみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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