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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻7号

1963年07月発行

文献概要

症例

舌咽神経痛の診断と治療—2治験例

著者: 石森彰次1 樋口公明1 波多野録雄1 秋山洋1

所属機関: 1静岡赤十字病院外科

ページ範囲:P.957 - P.960

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緒言
 舌咽神経痛は1910年Weisenburgの報告以来,定型的な激烈な疼痛発作を主症状とする稀な独立疾患として欧米の文献には報告を散見するが,本邦においては報告例は極めて少なく,喜多村等の1例をみるのみである.本症はその診断にしばしば困惑することがあり,特にわれわれの症例のごとく舌咽神経痛と三叉神経痛を合併している場合には診断が甚だ困難であること,およびその治療として外科手術以外に有効な方法のない疾患であることから,われわれの最近経験した症例を中心に種々検討を加え,あわせて文献的考察を試みたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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