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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻1号

1964年01月発行

文献概要

外国文献

外的マッサージによる心蘇生,他

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所属機関:

ページ範囲:P.112 - P.115

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 Montreal,Royal Victoria Hosp.でresuscitation unitをつくつて,レジデントが何時でも,ECG器・ペースメーカー・外用A-C defibrillator・人工呼吸器をもつて即座に活動できる態勢をつくつた.2年間に126例を治療.この半数は心筋梗塞で24時間以上生存17,退院8例.つぎに多いのは呼吸性のアノキシア(11例)で半数が24時間以上生き,1例は退院できた.126例のうち24時間以上生存42例(33%),退院17(13.5%).外的マッサージは30分〜2時間.心蘇生に成功しなかつたのは,心筋高度傷害が,あるいは,マ中止後の心搏出量を十分に維持できなかつたか.マ施行時年齢は60歳台,ついで50歳台多く,生存は50歳台が高率で,60歳台は悪かつた.マ施行に伴う合併症はかなり重篤で,肝破裂2,脾破裂1,血心膜2,縦隔気腫1,気胸1,肺脂肪栓塞1,肋骨骨折25例となつた.ふつう30〜60分で無効ならマを中止したのが多いが,瞳孔散大して固定したのは決して不可逆の徴でなく,回復しえたものがある.成功にはまずマを即座に開始すること.ベットに臥ていれば直ちに床の上におろし,胸骨下1/3に手をあて椎体に向つて1分間60回圧を加う.1〜1.5インチ凹むぐらいの圧がよい.次に呼吸も停止していればppで口一口呼吸法を施す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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