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アンケート
文献概要
1.適応
外科—臨床で取り扱う疾患で,術前術中,あるいは術後にジギタリスを使用する場合は,むしろそれほど多いというものではない.一般の開胸あるいは開腹手術でも,心肺機能に著しい低下がない限り,積極的にジギタリス療法を行なう妥当性はむしろ少ないといえる.したがつて今日その適応は,主として心臓,大血管手術あるいは高齢背などで,心肺磯能の低下したものなどがその対象となる.一方術前術後を問わず,明らかに心不全に陥つたものではジギタリス療法が絶対的に必要で,これらの場合は内科的使用法となんら異ならない.他方外科で使用する場合は術中あるいは術後に遭遇する急性心不全などが多く,このさいには速効性のジギタリス剤を使用するところにひとつの特殊性がある.
外科—臨床で取り扱う疾患で,術前術中,あるいは術後にジギタリスを使用する場合は,むしろそれほど多いというものではない.一般の開胸あるいは開腹手術でも,心肺機能に著しい低下がない限り,積極的にジギタリス療法を行なう妥当性はむしろ少ないといえる.したがつて今日その適応は,主として心臓,大血管手術あるいは高齢背などで,心肺磯能の低下したものなどがその対象となる.一方術前術後を問わず,明らかに心不全に陥つたものではジギタリス療法が絶対的に必要で,これらの場合は内科的使用法となんら異ならない.他方外科で使用する場合は術中あるいは術後に遭遇する急性心不全などが多く,このさいには速効性のジギタリス剤を使用するところにひとつの特殊性がある.
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