icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻11号

1964年11月発行

論説

癌に対する局所体外循環療法批判—実験的研究並びに臨床実施例を基礎として

著者: 河村謙二1 橋本勇1

所属機関: 1京都府立医科大学河村外科教室

ページ範囲:P.1483 - P.1491

文献概要

はじめに
 近年における医学の進歩は,難治とされていた多くの疾患の治療に対して著しい治療効果の向上を齎し,明るい希望を抱かしめ得るものが増加して来たが,その内でも,悪性腫瘍に対する化学療法剤の研究に対し,制癌剤投与を目的とする腫瘍領域への局所体外循環法の導入は,最近注目を浴びた悪性腫瘍の一治療法であると云わなければならない.
悪性腫瘍の本態の解明は未だ不十分であり,しかもあらゆる方法を駆使しながらも,その根治成功率は高いとは云えぬ現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら