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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻11号

1964年11月発行

文献概要

講座 境界領域

Reticulosarcoma(細網肉腫)のレ線像と組織像(その2)

著者: 伊丹康人1 赤松功也1 岡田健1

所属機関: 1慈恵医大整形外科

ページ範囲:P.1518 - P.1521

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(Ⅱ)
B.細網肉腫型
 骨に原発する本型腫瘍の発生率は低率で,Ew-ing型よりさらにまれである.
 1939年ParkerとJacksonが17例を報告したのを初めとして,1950年Coley,Higinbotham,Groesbeck等が37例,Valls,Musculo,Schajowicz等が7例,1953年のIvinsの報告によればMayoClinicにおける2000例のprimary bone tumor中49例をみたということである.さらに1954年にはFrancisが44例,1956年にはMagnusの7例の報告がある.その他少数例を加えても欧米でも200例近くの報告があるにすぎない.他方本邦では,著者の調べ得た範囲では三木の2例,高木,関本,高橋,尾高,小沢,小須田,渡辺,田中,松森,小林,森田の各1例等13例の報告がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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