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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻11号

1964年11月発行

文献概要

講座 検査と診断

逆行性門脈撮影法

著者: 小倉正久1 簗瀬正邦1 室井竜夫1 坂本啓介1

所属機関: 1東京大学医学部木本外科教室

ページ範囲:P.1534 - P.1541

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はじめに
 肝腫瘍,肝膿瘍などの診断には,現在肝シンチグラムが広く用いられているが,もしこれらと肝内血管系との関係を明確に把握できる方法があれば外科手術,や制癌剤の動脈内注入療法などを行う上で,極めて有力な手段となりうると考えられる.
 著者等の教室では,門脈圧亢進症の研究の一環として,先に経脾門脈撮影法1-2),肝静脈撮影法3-4)を行い,肝内外門脈系,肝静脈系の変化を追求してきたが,肝内病変の局在部位が問題となる疾患の診断には,なお多くの問題が残されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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