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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻2号

1964年02月発行

文献概要

症例

異型大動脈縮窄症の二手術治験例

著者: 広瀬洋一1 汐崎公太1

所属機関: 1新潟大学医学部外科教室

ページ範囲:P.267 - P.272

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はじめに
 大動脈縮窄症は欧米では3000〜4000人に1例あるともいわれ1),必ずしも稀な疾患ではないが,本邦においては診断技術の進歩に伴い症例数が増加してはいるもののなお稀な疾患である.狭窄部が峡部以外のいわゆる異型大動脈縮窄症は欧米においてさらに稀とされているが,本邦では峡部の縮窄症よりも大きな比率を占めているようである.当教室において最近本症例,すなわち胸部下行大動脈縮窄症1例および上腹部大動脈縮窄症の1例を手術により治験し得たので報告し,成因および治療等について若干の考察を加えたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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