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論説
乳癌の内分泌学的療法に関するわれわれの考え方
著者: 吉永直胤1 内尾太郎1 岡部文人1 黒木憲夫1 橋爪毅1 原口亨1 桑原元雄1
所属機関: 1熊本大学医学部第二外科教室
ページ範囲:P.309 - P.314
文献購入ページに移動乳癌のホルモン療法に関する報告は,桑原,渋沢,藤森,永井,卜部,増田,石川をはじめとして,本邦においても近時少なくない.
ましてBeatson, Huggins, Luft等にはじまる外国文献は数多く,1957年のGlasgow大学におけるCurrie5)の主催せる「乳癌のホルモン領域に関する討議会」を一つの頂点として,この方面の知見の開発は年々進められており,Dao (1960)6)の副腎剔除の948例,Pearsons (1959)16)の505例の集計分析など,多数の症例についての考察も進められている.
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