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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻3号

1964年03月発行

文献概要

論説

レ線学的に見た術後腸管麻痺の回復状況ならびにこれに及ぼす2〜3の薬剤および処置の影響

著者: 本田盛宏1 武重祐彦1 石川文夫1 富山文雄1

所属機関: 1東京逓信病院外科

ページ範囲:P.329 - P.337

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はじめに
 開腹術後の腸管麻痺は,腸管の運動麻痺,腸管の膨張,ガス痛などの症状を呈するものであるが,その本態については1)腸管自身の損傷,Auerbach神経叢の麻痺2)腸管支配神経の反射による運動抑制3)副腎ホルモンの関与等があげられている.
 われわれは,術後腸管麻痺を早く回復させる方法を見いだすため,まず無処置の場合の回復状況を知り,ついでこれを対照として薬剤,処置の及ぼす影響を比較検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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