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論説
レ線学的に見た術後腸管麻痺の回復状況ならびにこれに及ぼす2〜3の薬剤および処置の影響
著者: 本田盛宏1 武重祐彦1 石川文夫1 富山文雄1
所属機関: 1東京逓信病院外科
ページ範囲:P.329 - P.337
文献購入ページに移動開腹術後の腸管麻痺は,腸管の運動麻痺,腸管の膨張,ガス痛などの症状を呈するものであるが,その本態については1)腸管自身の損傷,Auerbach神経叢の麻痺2)腸管支配神経の反射による運動抑制3)副腎ホルモンの関与等があげられている.
われわれは,術後腸管麻痺を早く回復させる方法を見いだすため,まず無処置の場合の回復状況を知り,ついでこれを対照として薬剤,処置の及ぼす影響を比較検討した.
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