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手指の動脈血行不全にはどういう手術を選ぶか
著者: 石川浩一1 神谷喜作2 和田達雄3
所属機関: 1東京大学 2名古屋大学 3横浜市立大学
ページ範囲:P.388 - P.390
文献購入ページに移動急性動脈閉塞に対しては,可能なかぎり早朗に病変部を露出して,塞栓や血栓を除去するよう方針を立てている.ただ,塞栓の場合には塞栓の部位を発見することも,これを除去することも容易であるが,原疾患となつている心疾患の管理に注意が必要であり,またのちに新しい塞栓が再発する可能性が多いことを知らねばならない.血栓症の場合には,閉鎖範囲が広く,動脈壁に変化をおこしていることが多いので,動脈切開を諸所におくとか,retrogademilkingを行なうとか,切開部にた伏在静脈のpatchgraftをおくとか,いう点に注意し,術後の動脈撮影などで動脈管再開を確かめることが必要となる.
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