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交換講義の生い立ちとその意義
著者: 新井達太1
所属機関: 1東京女子医科大学
ページ範囲:P.392 - P.393
文献購入ページに移動 と,ある会合の席上で,各大学の教授に,もち廻りで講義していただく,いわゆる交換講義をしていただいたら,学生はもちろん,医局員も非常によい勉強になるのではないかということを提案したところ,それは新しい考え方だから主任教授と相談して返事をするとのことであつた.つぎの会合の折,慶応,慈恵,東京医大,日大,東邦医大と東女医大の賛同を得て,発足したのがちようど二年前である.この交換講義の構想は榊原教授がかねて私に話して下さつたことである.
そのときの決定としては,1,2回で中止せず長く持続するために,無理をせず1年に2回とする.あらかじめ2校を選び,その2校の同じ月日を決定する.運賃はお互のことだから各自で負担し,接待はお茶だけにする.講演演題は講演して下さる教授に決定していただき,相手校に前もつて知らせるとの申し合せを行なつた.
そのときの決定としては,1,2回で中止せず長く持続するために,無理をせず1年に2回とする.あらかじめ2校を選び,その2校の同じ月日を決定する.運賃はお互のことだから各自で負担し,接待はお茶だけにする.講演演題は講演して下さる教授に決定していただき,相手校に前もつて知らせるとの申し合せを行なつた.
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