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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻5号

1964年05月発行

文献概要

講座 境界領域

Solitary Bone Cystのレ線像と組織像

著者: 伊丹康人1 赤松功也1 山下恵代1

所属機関: 1慈恵医大整形外科

ページ範囲:P.640 - P.645

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Ⅰ.Solitary Bone Cystとは
 本症にはsolltary bone cyst,benign bone cyst, solitary unicameral bone cyst,juvenile unicalneral bone cyst,simple bone cystなどの名称が用いられている.本症の存在はすでにVirchow (1876)の時代からあきらかになつているが,Bone Cystという概念のもとに論ぜられた報告は,Bloodgood(1910)によるものがはじめてであろう.しかしosteitis fibrosa generalisataやaneurysmal bone cyst,osteitis fibrosa cystica, fibrous dysplasiaその他のfibrocystic diseaseなどが混同されたまま長い年月が経過してきた.したがつて,その本態と成因についてはまだ解明の域に達していないといつてよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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