文献詳細
症例
文献概要
はじめに
ウェーバー(Weber)氏症候群は,一側の動眼神経麻痺と他側の片麻痺をきたす場合で,一名上交代性麻痺ともよばれるが,本症状を呈するのは,解剖学的にみて動眼神経核と大脳脚を含めた中脳の障害と考えられる場合が多い.
われわれはウェーバー氏症候群を呈した蝶形骨稜メニンジオーマを脳血管写により診断し,これを亜全摘出しえた症例を経験したので報告する.
ウェーバー(Weber)氏症候群は,一側の動眼神経麻痺と他側の片麻痺をきたす場合で,一名上交代性麻痺ともよばれるが,本症状を呈するのは,解剖学的にみて動眼神経核と大脳脚を含めた中脳の障害と考えられる場合が多い.
われわれはウェーバー氏症候群を呈した蝶形骨稜メニンジオーマを脳血管写により診断し,これを亜全摘出しえた症例を経験したので報告する.
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