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症例
ウェーバー氏症候群を呈した蝶形骨稜メニンジオーマ
著者: 尾形誠宏1 堀出礼二1 小野辰久1
所属機関: 1神戸市立中央市民病院外科
ページ範囲:P.683 - P.686
文献購入ページに移動ウェーバー(Weber)氏症候群は,一側の動眼神経麻痺と他側の片麻痺をきたす場合で,一名上交代性麻痺ともよばれるが,本症状を呈するのは,解剖学的にみて動眼神経核と大脳脚を含めた中脳の障害と考えられる場合が多い.
われわれはウェーバー氏症候群を呈した蝶形骨稜メニンジオーマを脳血管写により診断し,これを亜全摘出しえた症例を経験したので報告する.
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