icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻5号

1964年05月発行

文献概要

症例

小腸亜全領域,盲腸,上行結腸,横行結腸右半の壊死を伴える腸間膜血管閉寒症の1手術治験例

著者: 大沼倫彦1 河村基1

所属機関: 1岩手県綜合花巻病院外科

ページ範囲:P.687 - P.690

文献購入ページに移動
はじめに
 いわゆる急性腹症とよばれる疾患群のなかに,腸間膜血管閉塞症があるが,比較的まれにして,しかも症状不定なるため術前に確診を下すことは困難であり,早期手術によらねば,予後もなお重大である.著者らも最近本症の1例を経験し,来院時すでに手術時期を逸した感があつたが,広範性腸切除により一命を保ちえたので報告し,あわせて本症にかんする若干の考察を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?