icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻6号

1964年06月発行

文献概要

グラフ

西ドイツの救急自動車

著者: 鈴木又七郎1

所属機関: 1東京救急指定病院協会

ページ範囲:P.768 - P.773

文献購入ページに移動
 ヨーロッパを代表するロンドン,パリの救急活動は,独立した中央機関の指命に基づいて行動し,西独ケルン,ボンでは,わが国で多く見られるような消防署の管掌になつている.この二つの機構から見た救急活動の批判は,ここでは略しておこう.しかし,いずれも救急活動の計画が整然と進められている点は実に眼を見張るものがある,これは,古い歴史と国民が救急問題に深い関心と理解を持ち,あわせて医師の全面的の協力が進歩の路を開いたのである.
 ここでは,救急活動の第一線で活躍している,西独ベンツ,ミーゼン(Benz-Miesen)で作つている救急車(Kranken—Wagen)を紹介し,外国ではどれだけ傷病者の輸送管理がゆきとどいているか!どれほど救急車を重要視しているか!を知つていただくことにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?