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気管切開の適応と手技
著者: 藤田五郎1 稲田豊2
所属機関: 1自衛隊中央病院 2昭和医大麻酔科
ページ範囲:P.1120 - P.1121
文献購入ページに移動いまそれらの適応を列挙してみると,1)気管または喉頭の外傷,2)急性炎症による声門浮腫,3)ジフテリーによる窒息時,4)声門・喉頭の慢性炎症で療痕狭窄などを生じたとき,5)悪性腫瘍による気管の圧迫,6)気道の異物で直接除去する必要のあるときなどの一般的適応のほか,7)上気道の閉塞(異物,顔面・口腔・頸部の熱傷など),8)呼吸筋の衰弱・痙攣(破傷風・奇異呼吸),9)咳嗽反射の喪夫(中毒・頭部外傷などによる意識喪失者)時にもちゆうちよすることなく行なうべきである,これらの場合は,とくに症状発現以前に選択的予防的に実施することが少なくない.
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