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文献概要
特集 脳・頸部・胸部の症例
術後の甲状腺クリーゼの経験例
著者: 尾山力1
所属機関: 1北海道大学医学部麻酔科
ページ範囲:P.1201 - P.1204
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35歳女子.病名:バセドウ氏病.主訴:前頸部腫脹,突眼症,心悸亢進.経過:7〜8年前より上記症状現われ始め抗甲状腺剤による治療をうけてきた.入院時には下肢の強い脱力感,無月経,流汗,熱感,食欲不振,消化不良なども訴えた.
検査所見:血圧156/72mmHg,脈搏86/分,体重50kg.入院時昭和36年11月2日,BSP=12.5%,血清蛋白=6.4%,クンケル=9KU.,チモール=1.9M.U.,総ビリルビン=0.5mgであり,BSPからすれば肝機能低下がみられた.血清電解質はNa=147mEq/L,K=4.6,Cl=109,Ca=11.9であつた.
35歳女子.病名:バセドウ氏病.主訴:前頸部腫脹,突眼症,心悸亢進.経過:7〜8年前より上記症状現われ始め抗甲状腺剤による治療をうけてきた.入院時には下肢の強い脱力感,無月経,流汗,熱感,食欲不振,消化不良なども訴えた.
検査所見:血圧156/72mmHg,脈搏86/分,体重50kg.入院時昭和36年11月2日,BSP=12.5%,血清蛋白=6.4%,クンケル=9KU.,チモール=1.9M.U.,総ビリルビン=0.5mgであり,BSPからすれば肝機能低下がみられた.血清電解質はNa=147mEq/L,K=4.6,Cl=109,Ca=11.9であつた.
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