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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻9号

1964年09月発行

特集 脳・頸部・胸部の症例

いわゆるGraham氏悪性甲状腺腫の臨床経験

著者: 瀬田孝一1 北川幹雄1 藤田崇1 佐々木純1 鈴木鶴松1 小山宗生1 桑田雪雄1 矢川寛一2 高山和夫2

所属機関: 1岩手医科大学外科学第一講座 2岩手医科大学病理学第一講座

ページ範囲:P.1209 - P.1213

文献概要

はじめに
 1927年Allen Grahamは甲状腺機能亢進症の甲状腺腫中に原発性甲状腺癌を合併したもの6例を報告し,Adenocarcinoma not originating in an adenomaと名ずけた.これらはいずれも限局性で,かつ被膜を欠き,間質や隣接甲状腺組織に浸潤性発育を示し,血管侵襲像も認められたという.
 その後,Moritz,Goetsch,Berlin,Pemberton,Haz-ard,Minder等により症例が追加され,計56例が記載されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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