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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻9号

1964年09月発行

特集 脳・頸部・胸部の症例

われわれの経験した頸動脈蛇行症について

著者: 神谷喜作1 安井貞夫1 岡昭1

所属機関: 1名古屋大学医学部第一外科

ページ範囲:P.1225 - P.1228

文献概要

 頸部の搏動性腫瘤を訴え,一見動脈瘤とまぎらわしいが,動脈撮影により,はじめて動脈瘤ではなく,総頸動脈あるいは腕頭動脈の蛇行屈曲が認められる,いわゆる頸動脈蛇行症は欧米では古くから記載があるが1)−5),本邦では最近になつて2・3の報告が見られるにすぎない.特にその切除例については菱田ら6)の1例,井口ら7)の1例の記載があるのみである.
 最近われわれは本症の5例を経験し,内1例を手術により全治せしめたので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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