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文献詳細

雑誌文献

臨床外科19巻9号

1964年09月発行

文献概要

特集 脳・頸部・胸部の症例

Mondor氏病の2例

著者: 天晶武雄1 椎名栄一1 松田博青1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室

ページ範囲:P.1237 - P.1239

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はじめに
 Mondor氏病は主として前胸部皮下に生ずる硬い索状物を主訴とするもので,数ヵ月の経過で自然に消失する良性疾患である.本症については仏人Mondorによる詳細な報告があり,これがMondor氏病といわれるゆえんでもある.
 本邦ではすでに鬼束,外賀,最近においては綿貫が詳細に報告しており,これまで考えられていたほど稀有な疾患ではないという見解があるように思われるが,最近著者らも2例を経験したのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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