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特集 脳・頸部・胸部の症例
Mondor氏病の2例
著者: 天晶武雄1 椎名栄一1 松田博青1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室
ページ範囲:P.1237 - P.1239
文献購入ページに移動Mondor氏病は主として前胸部皮下に生ずる硬い索状物を主訴とするもので,数ヵ月の経過で自然に消失する良性疾患である.本症については仏人Mondorによる詳細な報告があり,これがMondor氏病といわれるゆえんでもある.
本邦ではすでに鬼束,外賀,最近においては綿貫が詳細に報告しており,これまで考えられていたほど稀有な疾患ではないという見解があるように思われるが,最近著者らも2例を経験したのでここに報告する.
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