文献詳細
特集 脳・頸部・胸部の症例
文献概要
モンドル氏病とは,一般に前側胸壁および乳房部における圧痛をともなわない皮下索状物形成症を指し,古く1854年,Addisonの報告を嚆矢とするが,1939年,Mondorが自験例に他の文献を加え詳細に報告してより本疾患が,モンドル氏病と称されるようになつた.しかし本疾患の本態に関しては,まだ定説なく,論議されつつあるところであるが,本邦においても,最近に到り,若干の報告例がみられるようになつた.
著者等も,1年間において,3例を経験したので,症例を報告し,考察を試みた.
著者等も,1年間において,3例を経験したので,症例を報告し,考察を試みた.
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