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特集 脳・頸部・胸部の症例
長期ホルモン療法を行つた乳癌脊椎転移例の剖検所見
著者: 小泉正夫1 茂手木三男1
所属機関: 1東邦大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1257 - P.1261
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最近悪性腫瘍に対する薬物療法の研究が活溌となつてきたが,その中でも乳癌や前立腺癌のごとき性腺癌に対するホルモン療法が,臨床上かなり重要視され利用されつつあることは周知のところである.
癌のホルモン療法はBeatson (1896)が乳癌に対して,Estrogenの産生源を絶つ目的で,卵巣剔出術を行つたのが最初で,その後数多くの報告がある.
最近悪性腫瘍に対する薬物療法の研究が活溌となつてきたが,その中でも乳癌や前立腺癌のごとき性腺癌に対するホルモン療法が,臨床上かなり重要視され利用されつつあることは周知のところである.
癌のホルモン療法はBeatson (1896)が乳癌に対して,Estrogenの産生源を絶つ目的で,卵巣剔出術を行つたのが最初で,その後数多くの報告がある.
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