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Medical Notes
成人celiac disease,他
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ページ範囲:P.1278 - P.1279
文献購入ページに移動 非熱帯スプルー,特発性脂肪便といわれる状態はc-eliac diseaseの成人型と見てよいようで,McIver (Lancet2:1112,1952)がはじめてgluten-free 食の奏効することを見出し,治療に明るい光明が灯された.本症患者は短躯ときに侏儒(Frazer,A.C.:Proc.Roy.Soc.Med.49:1009,1956)で,ことに婦人が短身になりやすい.症状が長くつづくのは軽症だからで,従つて本症をもちながら活動的な生活ができる.医師に発見されるのは下痢と体重減少が主訴(75%)で激しい腹痛,腹部膨満は稀(10%).筋ケイレン・テタニー・出血傾向・貧血・骨痛などは20〜30%の頻度で,むろんこういつた症状があれば活動的でなくなる.gluten-free食で急速に軽快(30%)する型,1〜2週後に軽快のはじまる型(50%),反応のきわめてのろい型などがある.低AI血症・低Ca血症・低カロティーン血症・低プロトロンビン血症などは,gluten-free食が奏効すると良く回復しうる.Hb・Ht・赤血球数・Co60-B12吸収・血清Fe・Fe結合能などで見た貧血も,同様にして,よく回復する(Badenoch,J.:Blood 9:123,1954,Benson,G.D.:Medicine 43:1,1964).
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