文献詳細
特集 頸動脈毬
文献概要
緒言
頸動脈腺と血壓との關係は1900年Kohnが頸動脈腺にクローム親和性細胞の存在を認め,是を副腎髓質と同樣「パラガングリオン」に加へて以來俄に學界の注目を惹く處となつた。1915年Mu—lonは頸動脈腺の抽出液が血壓を上昇せしめる作用ありと發表しVincentは是と全く逆に下降作用のある事を指摘した。
最近ChristleもVincentと同樣頸動脈腺腫瘍から獲た抽出物で血壓の下降した事を報告してゐる。
頸動脈腺と血壓との關係は1900年Kohnが頸動脈腺にクローム親和性細胞の存在を認め,是を副腎髓質と同樣「パラガングリオン」に加へて以來俄に學界の注目を惹く處となつた。1915年Mu—lonは頸動脈腺の抽出液が血壓を上昇せしめる作用ありと發表しVincentは是と全く逆に下降作用のある事を指摘した。
最近ChristleもVincentと同樣頸動脈腺腫瘍から獲た抽出物で血壓の下降した事を報告してゐる。
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