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文献詳細

雑誌文献

臨床外科2巻3号

1947年10月発行

文献概要

臨牀例

第一肋骨骨折による皮下性氣腫治驗例

著者: 土屋準之1

所属機関: 1京都大學醫學部外科(第二講座)

ページ範囲:P.40 - P.40

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症例 21歳。男子
 2臺の自動車の後部に兩肩を挾さまれ右第一肋骨骨折を起しその外側斷端によりて肺を損傷し右緊張性氣胸及主として右胸腹部前面に及ぶ皮下性氣腫を惹起し,呼吸困難著明,全身症状不良であつたが,手術によりて右第一肋骨斷端の一部を切除し,胸壁肋膜缺損部には近くより作製せる有莖筋肉瓣を挿入して閉鎖し,其の後ペルテス氏胸腔持續吸引と胸腔穿刺によりて空氣を吸引排除することにより之を治癒せしめた。皮下性氣腫の消失と共に左鎖骨骨折あるに氣付いた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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