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文献詳細

雑誌文献

臨床外科2巻4号

1947年11月発行

文献概要

臨床講義

破傷風

著者: 福田保1 織畑秀夫2

所属機関: 1東京大學醫學部 2東京大學醫大學院

ページ範囲:P.33 - P.36

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 本日御目にかける患者は13歳の男生徒,住所は足立區本木町,昭和22年9月26日の朝頃から兩頬に疼痛が起り,口の開き工合が惡く,附近の醫師に診て貰つたがよく分らずそのまゝに放置した。其日の晝頃まで歩るいてゐたが次第に疼痛が増強し,然も疼痛は顔から下降する傾向を示し,やがて脚がつ張るやうになつたので午過ぎ床に就いた。
 翌27日朝再び醫師の診察を受けたところ破傷風であるから大學病院へ行つた方がよいと云はれ,その日の午後4時頃急病患者として當科に來院し直に入院した。主訴は項部強直,全身痙攣,開口不能である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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