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消化器疾患についての外科への希望(2)
著者: 山形敞一1
所属機関: 1東北大学医学部山形内科教室
ページ範囲:P.1582 - P.1583
文献購入ページに移動Ⅳ.Dumping症候群
胃癌の場合には,現段階では胃切除手術以外に有効適切な方法は今の処存在していないから,早期診断と早期手術の重要なことは異論のないところであろう.
しかし胃ポリープや胃潰瘍の場合には,時として胃切除手術の適応の決定に迷うことがしばしばである.もちろん,これらの癌変性の疑いがあれば,切除手術も止むを得ないことであるが,悪性化のおそれのない場合に手術に踏み切るかどうかは議論のわかれるところである.私は胃潰瘍穿孔の場合や失血死のおそれのある出血性潰瘍に対しては,手術をすすめることにしている.
胃癌の場合には,現段階では胃切除手術以外に有効適切な方法は今の処存在していないから,早期診断と早期手術の重要なことは異論のないところであろう.
しかし胃ポリープや胃潰瘍の場合には,時として胃切除手術の適応の決定に迷うことがしばしばである.もちろん,これらの癌変性の疑いがあれば,切除手術も止むを得ないことであるが,悪性化のおそれのない場合に手術に踏み切るかどうかは議論のわかれるところである.私は胃潰瘍穿孔の場合や失血死のおそれのある出血性潰瘍に対しては,手術をすすめることにしている.
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