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文献詳細

雑誌文献

臨床外科20巻12号

1965年12月発行

文献概要

手術手技

頭蓋内血腫の手術

著者: 桑原武夫1

所属機関: 1東京大学脳神経外科

ページ範囲:P.1666 - P.1675

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 頭蓋内血腫は,血腫の存在場所によつて硬膜外,硬膜下および脳内の三つに分けられ,また経過によつて急性,亜急性,慢性に分けられる.急性というのは受傷後3日以内に重篤な症状が現われるものをいい,亜急性というのは4〜20日に現われるもの,慢性というのは3週以上経過しているものをいつている.したがつて,場所と時期との種々の組合せによつて頭蓋内血腫はいくつかの種類に分けられ,それぞれが,出血源,経過,予後等をことにし,もちろん手術手技もことなつてくる.適確な手術を行なうためには,それぞれの型についての十分な知識がなくてはならないのであるが,ここではこれらの一切を省略し,以下手術の適応,手術準備などを簡単に述べ,主要な頭蓋内血腫,すなわち,急性硬膜外血腫,急性(亜急性)硬膜下血腫,急性脳内血腫および慢性硬膜下血腫の手術手技を図解することにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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