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文献詳細

雑誌文献

臨床外科20巻2号

1965年02月発行

文献概要

外国文献

下垂体剔除後妊娠,他

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所属機関:

ページ範囲:P.254 - P.258

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 Little (J.Clin.Endocr.18:425,1958)は妊娠26週婦人,乳癌で下垂体剔,cortisone,甲状腺末投与,尿崩症発来,31週副腎不全,35週卵巣不全となつて妊娠中絶の1例を報告.Kapian (J.Clin.Endocr.21:1139,1961)は妊娠12週,下垂体chromophobe adenomaで剔除,hydrocortisone,甲状腺末,vasopressinで分娩しえた1例を報告,Gemzell(Lancet 1:644,1964)も下垂体腫瘍で部分的下垂体剔除患者が妊娠を全うしたと報告.Bettendorf (Dtsch.med.Wschr.89:1952,1964)はchromophobe adでほぼ完全くに下垂体剔を行ない2年後HHGを与え,妊娠,30週中絶の1例を報告,妊娠中にHHG, cortisone,甲状腺末を与えないと,胎盤,副腎,甲状腺の不全がおこるのは当然だが.oxytocinを与えないと子宮収縮,泌乳がきわめて弱い,下垂体を剔除したあと妊娠しても,下垂体腫瘍の方には著しい再発像は見られていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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