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文献詳細

雑誌文献

臨床外科20巻3号

1965年03月発行

文献概要

グラフ

イレウスの診断と治療

著者: 四方淳一12

所属機関: 1東京都立墨東病院外科 2東京大学

ページ範囲:P.269 - P.274

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 腸管の通過障害が起ると悪心・嘔吐・腹痛・鼓腸・便秘・脱水などの症状を呈し,これが続くと全身状態が悪化して危険に曝される.
 通過障害の程度,経過時間,閉塞の原因と部位のみならず,単純または閉塞性イレウスか複雑または絞縊性イレウスかによつて症状と所見を異にするが,要は速やかに診断をつけ,腸管の通過を図らねばならない.のみならず,脱水状態や電解質異常があるため術前に水分や電解質の補給を行う心要がある.ショックを呈している時はショック対策を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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