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文献詳細

雑誌文献

臨床外科20巻4号

1965年04月発行

MEDICAL Notes

oral-facial-digital syndrome,他

ページ範囲:P.532 - P.533

文献概要

 Papilon-Leage (Actualit.odontost.25:7,1954)がはじめて二裂舌,下顎破裂,口唇上顎破裂.脂奇形を呈した症候群として記載,Ruess(Pediat.29:985,1962)がoral-facial-digital syndromeと名命し,Gorlin(New Engl.J.Med.265:150,1961)がorodigitofacialdysostosisと命名した.Papilon-Leageより古く本症が気づかれていた形跡もあるが確実でまない.Papilon-Leage症例は1家8名の女性にのみあらわれ,したがつて,不完全劣性の遺伝疾患と考えられた.Gorlin (NewEngl.J.Med.264;486,1961)は1家3代にわたる12名の家族で,女4名,男2を,つまり女:男=2:1という本症罹患を報じている.それで男に本症が少いのは,男にとつては"lethal effect"が潜在していると見ている.つづいてGorlin (J.Pediat.61:520,1962)は18例のすべて.女の症例を追加している.これでGor-linには女22例の観察があるわけである,Ruess (前出)は6家系(各無関係)について女のみ15例を見ており,やはり男にはlethal traitがあるとしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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