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文献概要
症例
Arthrogryposis multiplex congenitaの1症例
著者: 山本一男1 蓑毛正巳1
所属機関: 1山口県立医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.668 - P.671
文献購入ページに移動 Arthrogryposis multiplex congenitaは比較的に稀な疾患であり,1841年Ottoが生下時より存在する多発性関節硬直として初めて報告し,1905年にRosenkranzが55例について統計的考察を加えてArthrogryposisと呼称し,1923年SternがArthrogryposis multiplex con-genitaと名付け,以来この名称が広く使用されているが,病理解剖学的根拠より,Scheldon (1932)はAmio-plasia congenita, MiddletonはMyodystrophia foetalis deformans, Bauer, Bode,はMyodysplasia fibrosa mul-tiplex, Rossi (1947)はArthromyodysplasieと名付けている.
そしてその病状は骨は二次的変化を除いては通常正常であり,筋肉質の減少と関節周囲の線維組織の増加による関節可動域の著明な制限および関節変形が,比較的に左右対称的に現われることを特徴としている.
そしてその病状は骨は二次的変化を除いては通常正常であり,筋肉質の減少と関節周囲の線維組織の増加による関節可動域の著明な制限および関節変形が,比較的に左右対称的に現われることを特徴としている.
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