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患者と私
開業して感じること
著者: 関根博
所属機関:
ページ範囲:P.934 - P.934
文献購入ページに移動 Deloreによる「患者は医師に何を望むか」という質問に対する回答調査によると次のごときことが述べられている.
1.いつでも患者を助けに行けること. 2.非常に多くのことを知つていること. 3.常に最新の科学的知識を持つていること. 4.献身的で快活で熱心で愛他的で忍耐強く楽天的であること. 5.身体強健で疲れを知らぬこと.
しかし私は以上のどれにも満足できる医師ではない.またこれを満足できる医師はどんなにか現医療制度下において不幸な結末をとげることかと考えながら私と患者関係を考え始めた.一開業医としての患者関係は旧来の村長,校長,医者的対人関係から対職業的関係化しており日常患者生活内で,関根先生という言葉より関根さんという言葉を多く聞くことが最もこの関係を明確にするものと思われる.
1.いつでも患者を助けに行けること. 2.非常に多くのことを知つていること. 3.常に最新の科学的知識を持つていること. 4.献身的で快活で熱心で愛他的で忍耐強く楽天的であること. 5.身体強健で疲れを知らぬこと.
しかし私は以上のどれにも満足できる医師ではない.またこれを満足できる医師はどんなにか現医療制度下において不幸な結末をとげることかと考えながら私と患者関係を考え始めた.一開業医としての患者関係は旧来の村長,校長,医者的対人関係から対職業的関係化しており日常患者生活内で,関根先生という言葉より関根さんという言葉を多く聞くことが最もこの関係を明確にするものと思われる.
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