文献詳細
外来の治療 実地医家のための外来治療・4
文献概要
はじめに
破傷風およびガス壊疽は,創傷感染症のなかでも外科的特異性伝染症,腐敗性伝染症として,古くから創傷治療上大きな意義をしめてきた.特に戦傷との関係が深く,予防ならびに治療面の進歩には,第1次および第2次世界大戦における経験の貢献が大きい.しかし平時の創傷においても,最近における交通災害の激増,創傷の複雑化にかんがみ,破傷風,ガス壊疽多発の傾向を考慮する必要があろう.
破傷風およびガス壊疽は,創傷感染症のなかでも外科的特異性伝染症,腐敗性伝染症として,古くから創傷治療上大きな意義をしめてきた.特に戦傷との関係が深く,予防ならびに治療面の進歩には,第1次および第2次世界大戦における経験の貢献が大きい.しかし平時の創傷においても,最近における交通災害の激増,創傷の複雑化にかんがみ,破傷風,ガス壊疽多発の傾向を考慮する必要があろう.
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