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文献詳細

雑誌文献

臨床外科20巻8号

1965年08月発行

文献概要

MEDICAL Notes

postpericardiotomy syndrome/neurofibromatosis

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所属機関:

ページ範囲:P.1117 - P.1117

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 Ito(Circulation 17:549,1958)が命名したもので広汎な心外膜切開後に発熱,心嚢・肋膜・肺に炎症性反応を呈する.postcommisurotomy syndromeとよばれ僧帽弁切開後にリウマチ性炎症が再発するためかといわれたが,Engle (Am.J.Cardiol.7:73,1961)はリウマチとは全く別の疾患でもおこりうることをたしかめpost-pericardiotomyとよんだ.Dressler (J.A.M.A.160:1379,1956)は心筋梗塞のあとにおこるpostmyocardial-infarction syndromeを記載したが,これも同じものであろう.Goodkind (New Engl.J.Med.263:874,1960)は胸部のblunt traumaでも同様症状のおこることを,Tabatznik (Am.J.Cardiol.7:83,1961)は外傷性血心膜症でも長いfollow-upで32%に本症のおこることを,それぞれ報告している.この成因は明らかでないが,Ito,Engleは心膜内の血液に対するhypersensi-tivityと考え,Dressler,Tabatznikらもそれに近い考え方である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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