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気管支癌に伴つたmalabsorption,他
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ページ範囲:P.1120 - P.1123
文献購入ページに移動 Williams(Thorax 15:30,1960)は気管支のoat cellCaが5HTを産生しカルチノイド症状を呈し,下痢,malabsorptionを来した例を報告したが,この例には脂肪便はなかつた.癌でamyloidosisを来してmalab症状を呈したのはAldersberg(J.A.M.A.134:1459,1947)にみられる.癌で上腸間膜動脈閉塞を来すと,Joske(Am.J.Med.25:449,1958)例のようにmalab症状がおこることがある.糖尿性neuropathyでもmalab症状がおこる.気管支癌では周知のように癌性neuropa-thyが少なくないので,こういつた意味でmalabのおこる可能性もあろう,Wangel(Gut 6:73,1965)71歳♂,hypertrophic osteoarthropathyで来院,精査し左肺門付近に癌発見,linear-accelerator法で5400 r照射,1年後malab症状著明におこる.糞内脂肪18g/24h(正常く5g),中等度のmacrocytic anemia,葉酸欠乏1.0mμg/ml,Co60—B12吸収障害(24時間尿1.0〜1.4%),低Al血(2g),低K血症(3.0mEq)あり,intrinsicfactor,膵酵素無効.4カ月で死亡.剖検してある.
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