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特集 腹部外科の臨床 研究と報告
胃蜂窩織炎の1例
著者: 広瀬周平1 清藤敬1
所属機関: 1岡山市岡山済生会病院外科
ページ範囲:P.1244 - P.1246
文献購入ページに移動 胃蜂窩織炎は稀なそして術前診断困難な疾患である.本症はCruveilhier (1820),Andral (1832),等の記載に始まり,1900年にはStiedraが癌性幽門狭窄に対し,胃腸吻合術を行ない,2次的に胃蜂窩織炎を起こした剖検例を報告した.引き続き1902年にはLangemannが排膿治験例を報告し,1911年Königが胃切除例を報告してより,積局的に外科的治療が加えられるようになった.われわれも最近本症の1例を経験したので発表し多少の考按を加えて見たい.
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