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特集 腹部外科の臨床 研究と報告
十二指腸に陷入した胃ポリープの1例
著者: 古江嘉明1 田原明1
所属機関: 1東京医科大学外科
ページ範囲:P.1256 - P.1258
文献購入ページに移動 近年,消化器疾患における診断方法は,X線,胃鏡,胃カメラ等の発達により,著るしく進歩し,疾患の発見も容易となつて来ている.
胃ポリープは,1824年Otto1)が最初に報告して以来,内外の諸氏により数多くの報告がなされているが,ポリープの十二指腸内陷入については,最近では,横山2),山路3),村上4)等の報告があり,あまり多くはない.われわれは幽門部に発生した胃ポリープが,十二指腸内に嵌頓し,徒手整復すら困難な症例を経験したので報告する.
胃ポリープは,1824年Otto1)が最初に報告して以来,内外の諸氏により数多くの報告がなされているが,ポリープの十二指腸内陷入については,最近では,横山2),山路3),村上4)等の報告があり,あまり多くはない.われわれは幽門部に発生した胃ポリープが,十二指腸内に嵌頓し,徒手整復すら困難な症例を経験したので報告する.
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