icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻1号

1966年01月発行

文献概要

特集 癌の補助療法・1

肺癌の補助療法

著者: 篠井金吾1 早田義博1 林源信1 篠田章1 船津秀夫1 熊倉稔1 市場正敏1 前田澄男1 清水正夫1 関口令安1

所属機関: 1東京医科大学外科

ページ範囲:P.47 - P.54

文献購入ページに移動
はじめに
 肺癌に限らず悪性腫瘍に対する現在の治療の原則は外科的療法である.
 しかし肺癌においても他の腫瘤と同じく,発見時あるいは初診時すでに外科的療法の時期を失しているものも少なくない.また,外科的療法の適応があつても,根治切除を実施し得る症例は現在でもはなはだ低率である.したがつて悪性腫瘍の治療は早期発見および早期治療にあるが,現状においては根治切除の不可能な症例あるいは手術適応のない症例に対して拱手傍観の態度をとることは許されないものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?