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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻1号

1966年01月発行

文献概要

手術手技

胃癌に対する拡大根治手術手技

著者: 清水準也1 榊原宣

所属機関: 1岡山大学医学部第1外科

ページ範囲:P.74 - P.78

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はじめに
 われわれは胃癌手術にあたつて癌胃組織,転移リンパ節を徹底的に摘出する目的で,拡大根治手術を行なつている.この術式の特長は横行結腸より上部のすべての胃所属リンパ節,あるいはこれと吻合のあるリンパ節を廓清することであり,具体的には結腸間膜内,上腸間膜動脈根部,肝十二指腸靱帯内など従来廓清されていなかつたリンパ節をも含んでいる.
 いまこの廓清範囲を図示すると,小網,胃,大網の平面では図の実線の範囲内を切除し,後腹膜面では結腸間膜の前葉を含み点線の範囲内の腹膜を剥離してリンパ節の廓清をしている(第1,2図).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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