文献詳細
論説
Estrogenの止血機構に関する研究—基質酸性粘液多糖体に及ぼす影響について
著者: 神谷喜作1 塩野谷恵彦1 恒川晋1
所属機関: 1名古屋大学医学部第一外科
ページ範囲:P.1377 - P.1379
文献概要
最近Estrogenが止血剤として主に毛細管性出血に対し各分野で使用されている1)-3)5).その止血機序は血液凝固因子に影響を及ぼすのでなく,その他の因子,すなわち基質酸性粘液多糖体(以下AMPと略)に及ぼすと言われている4).われわれはEstrogenの投与に起因すると思われるAMPの動態を組織化学的に追究したので報告する.
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