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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻10号

1966年10月発行

グラフ グラフ解説

絶対無菌環境下手術の器具

著者: 橋本義雄1 榊原欣作1 森澄1 榊原文作1 鷲津卓爾1 高橋英世1 宮川正澄2 宇野裕2 桜井弘一2

所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科 2名古屋大学医学部付属無菌動物研究施設

ページ範囲:P.1386 - P.1391

文献概要

I.絶対無菌環境下手術の概念
 絶対無菌環境下手術germfree operationとは,手術の行なわれる場において,検索上,微生物を認めない手術である.germfree とは, free from demonstrablemicrooganismという意味であつて,germとは,virusを含めた一切のmicroorganismを指すのである.
 現在,臨床的外科手術において,一般に行なわれている無菌手術aseptic surgeryの方法は,手術野・手術者・手術器具その他に存在する微生物を,殺菌剤および熱などの手段を用いて,殺滅することにより手術の場における微生物の存在を,減少させることを目的としたもので,手術の場における微生物の絶対的不存在を,期するものではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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