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特集 小児疾患の早期診断と手術適応
小児の心・血管疾患の早期診断と手術適応
著者: 蛯名勝仁1
所属機関: 1東京女子医科大学心臓血圧研究所
ページ範囲:P.1502 - P.1506
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近年,心臓外科の著しい進歩にもかかわらず比較的未開拓なまま残されている領域に小児特に新生児期および乳児期の心疾患がある.
初期の頃には先天性心疾患の手術も比較的高年齢層を対象としたが,重症例を救うためにより低い年齢,新生児期,およぴ乳児期に手術し救命する必要があつた.これらの年齢層に対する手術は困難かつ悲観的であつたのと同時に,これら,新生児期および乳児期心疾患に対する早期診断をする循環器系の小児科医が皆無に等しい現状ではないかと言える.しかしながら幸い,最近この方面の研究が刻々打破してきていることは喜ばれることと思う.そこで,小児心疾患,特に新生児期および乳児期心奇形を中心に私達の教室における知見を述べて見る.
近年,心臓外科の著しい進歩にもかかわらず比較的未開拓なまま残されている領域に小児特に新生児期および乳児期の心疾患がある.
初期の頃には先天性心疾患の手術も比較的高年齢層を対象としたが,重症例を救うためにより低い年齢,新生児期,およぴ乳児期に手術し救命する必要があつた.これらの年齢層に対する手術は困難かつ悲観的であつたのと同時に,これら,新生児期および乳児期心疾患に対する早期診断をする循環器系の小児科医が皆無に等しい現状ではないかと言える.しかしながら幸い,最近この方面の研究が刻々打破してきていることは喜ばれることと思う.そこで,小児心疾患,特に新生児期および乳児期心奇形を中心に私達の教室における知見を述べて見る.
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