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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻11号

1966年11月発行

文献概要

特集 小児疾患の早期診断と手術適応

小児の心・血管疾患の早期診断と手術適応

著者: 蛯名勝仁1

所属機関: 1東京女子医科大学心臓血圧研究所

ページ範囲:P.1502 - P.1506

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はじめに
 近年,心臓外科の著しい進歩にもかかわらず比較的未開拓なまま残されている領域に小児特に新生児期および乳児期の心疾患がある.
 初期の頃には先天性心疾患の手術も比較的高年齢層を対象としたが,重症例を救うためにより低い年齢,新生児期,およぴ乳児期に手術し救命する必要があつた.これらの年齢層に対する手術は困難かつ悲観的であつたのと同時に,これら,新生児期および乳児期心疾患に対する早期診断をする循環器系の小児科医が皆無に等しい現状ではないかと言える.しかしながら幸い,最近この方面の研究が刻々打破してきていることは喜ばれることと思う.そこで,小児心疾患,特に新生児期および乳児期心奇形を中心に私達の教室における知見を述べて見る.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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