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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻12号

1966年12月発行

文献概要

論説

腹部外科手術時の創汚染と術後創化膿予防対策

著者: 加藤繁次1 宇都宮利善1 神野一1

所属機関: 1東京歯科大学市川病院外科

ページ範囲:P.1685 - P.1690

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はじめに
 手術後にその創が化膿することは,手術全体としては些細なことであるが,患者ならびに術者にとつては非常に不快な現象である.われわれは以前よりこの問題について,検討を行ない,報告しているが1-6),この原因がいかなるところにあるのか,またこれに対する対策はどうすればよいか,またペニシリン発見以来数多くの抗生物質ができ,外科手術に大きな貢献を示したが,この現象に対しどれくらいの予防効果があるものか,またいかなる薬剤をいかなる投与法を行なえばもつとも効果があるのかなどについて再検討を必要とするのではないかとの観点から,主として細菌学的見地からこの研究を行なつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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